生きていくうえで、一人や二人、あるいはそれ以上、どうにも気にくわない人がいる。
他の人には何の害がなくとも、自分にとっては一挙一動が鼻につく。
いい大人なくせに、ましてや人の親であるのに、口から出てくる言葉は何かにつけてネガティブ。
周囲が気をつかえばつかうほど図に乗り、さらなる勘違いを繰り広げ、収拾がつかなくなる。
少し離れたところにいても、下品な笑い声や不平不満を話す声がはっきりと聞こえてくる。
なぜあんな風で社会でやっていられるのか?
心の底から「あぁいう人にはなりたくない。」といつも思っている。
同悪嫌悪
自分と同じ趣味・性質を持つ人に対して抱く嫌悪感。
「私は何でも知っている、知識がある。」と思われたくて、どんな話でも首を突っ込んでくる。
そして、自分のうろ覚えの知識で一生懸命答弁するが、間違いだらけ。
「あれぇ~?だって前はそうだったもん。」
いかなる時も自分の非は認めないのである。
「え~っ!」「やりたくない。」「面倒臭い。」
口を開けばそんな愚痴ばかり。
とにかく、何の動機でこの職種を選んだのかという事と、本当にこの仕事がやりたくてこの職場に就職したのかという事を、いつかは聞いてやろうと思っている。
しかし、聞いてて嫌なはずの愚痴が、冷静になってみると自分が心の中で常日頃思っている部分でもあったりするのだ。
『出来る人だと思われたい。』『あ~仕事面倒だ。』と。
しかし自分はね、
年齢を重ねるにつれて色々な経験をしてきた分、不平不満があっても多少の事じゃ口に出さないよ。
だって、年中愚痴をこぼしている人って、絶対誰からも好かれないというか、見栄えが悪いもん。
感情的に何でも言葉にする人ってどうなの?
朝の9時に「腹減った。」ってなんだよ。
朝飯食ってこい。何⁉食ってきたのに腹減っただぁ?それなら倍食ってこいよ!
人の手柄をさも自分の手柄のように、周りに話すエゴイスト。
深部をつかれて言葉に詰まる。
手柄が不評と気づいた瞬間に、「って○○さんが言ってましたけど。」
と責任転嫁が素早すぎる。
「人に媚びる人嫌~い。」
と言っているあなた。まさしくあなたのことですぞ。
恋愛対象にある性の人や権力のある人には、自然としっぽを振っているではないか。
・・・自分としてはね、
与えられた仕事はせっせとこなす。
とりわけ、こちとら雇われの身。多少の事は文句を言うもんか。
手柄を取られたって、絶対誰かが見てるし知っている。
媚びを売るのも人から好かれたいという願望なのだから致し方ないだろうが、「媚びうる人嫌いっ」ていう前に自分の態度を見つめ直してほしい。
自分の中の欠点が許せないと、同様の欠点を持つ相手も許せない。
自分の中の嫌だと思う事を相手に投影して、そうにはならないようにとコントロールしている、欲望を抑えた自分。
抑えるばかりじゃちと辛いから、相手ばかり批判せずに冷静になってみようじゃないか。
自分からシャットダウンしてしまったら、理解しようにも無理である。
自分の偏見だけで他人を嫌いになって、誤解があったら申し訳ない。
自分の短所をさらけ出して少しぐらい馬鹿やっている人の方が、楽で清々するかもね。